第二期目を迎えて

当社は2016年10月をもって第二期目を迎えました。

「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」

時代が進み、人々の価値観やトレンドが目まぐるしく変わりゆくなかで、組織は生存を続けなければなりません。

しかし、社会が国際的なつながりを増し、人々のコミュニケーションのあり方に多様性が加わるごとに、複雑性が重ねられ、時代の先を読むことはおろか、自らの意思決定がどのような意味を持ったのかさえも理解しがたい状況にあると私たちは考えています。

そのような中で組織とそこで生きる個人に求められることは、社会や組織を、動的に力学が発生するシステムとしてとらえることです。

そして、組織図や権力構造などの形式的な側面ではなく、特定の個人が力を持ち、部署やグループに影響力を行使しあうといった現実として起こる人的ネットワークについて、分析ほどこし、考察を加える必要があります。

組織と個人が現実をどのように乗り越えていくか。

その大きな課題について、当社は今後もお役に立てるように努めてまいります。

平成28年熊本地震について

平成28年4月14日に発生した熊本地震につきまして、被害に遭われた皆さまとそのご家族、ご友人の方々、そして現在もなお避難生活を継続されている皆さまに心からお見舞い申し上げます。

弊社では、義援金の寄付程度のことしかできませんが、あわせて、皆さまが一刻も早く安心と安全を感じられる日常に戻られることを強く願っております。

株式会社若水を設立しました

株式会社若水は、2015年10月23日、福岡県にて設立されました。

 

当社は、”よりよい組織づくり”を使命としています。

ここでいう組織とは、企業や省庁・地方公共団体などの公的機関、NPO法人、学校、マンションの管理組合など、大小を問わずにさまざまなものが当てはまります。

また、その中にある部署や課など、小さな単位で考えることもできます。その意味で、あらゆる人が組織に関係しており、自分の人生や生活についてそれを抜きに考えることはできません。

しかし、現代社会においては、組織についての生産的かつ創造的な話し合いをする機会が少ないという現状があります。

組織のことをよく理解せず、その全貌を知らないままに単なる愚痴や非生産的な活動を続けていても、個人の満足感は増えませんし、組織の生産性も向上しません。これは、マネジメントする側も、所属して活動するメンバーにも言えることです。

今のままでは、組織と個人がお互いに片思いをしたままで永遠にすれ違いをしてしまい、両者の相乗効果を生むことは望めないのです。

このような、組織と個人が相思しながらも相反するという矛盾した宿命的構造を変えることは、企業や団体の組織のみならず、社会全体での重要課題と考えられます。

この課題に対して、時代や状況の変化にかかわらず組織が本当に大切にすべきことは、ひとりひとりの個人の「顔が見える」レベルで物事を考え、よき選択を行い、実行していくことであり、それによって”よりよい組織”をつくるために学習と進歩を共に重ねて行くほかはありません。

当社は、”よりよい組織づくり”を目指し、人と組織が学習し、成長するための事業活動を行ってまいります。