組織開発(そしきかいはつ)
Organization Developmentの訳語で、ODと略されて使用されることがある。
組織開発は、ダイナミックな環境変化の中で組織が変化を求められ、計画的に変革を実行する組織変革の手法である。
トップや経営陣による一方的な組織変革とは異なり、人間的かつ民主的な考え方を重要視し、個人と組織の成長、組織メンバーによる協力と参加、探求的プロセスなど組織のソフトな面に価値を置いている。
組織開発は、組織の有効性を高め、かつ、組織に所属するメンバーの職場環境や仕事のあり方といった福祉的な側面を改善することを目指す。
組織文化や戦略、メンバーの持つ価値観や態度、信念、モチベーションといった様々なレベルの要素についての現実を共有し、変革を進行させていく。
あくまでも変化の先にある組織のあり方や望ましい成果は明確にされるべきで、具体的な手法についてはシステマチックに行われる必要がある。
組織開発が重視する価値観は次に掲げるものである。
- 組織メンバーに対する敬意
- 信頼、オープン、協力、支援
- フラットさ(地位や権威を重視しない)
- 問題を直視し、挑む(場合によっては聖域にまで踏み込む)
- より多くの人の参加
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